2022/02/13
空き家の売却方法を解説！放置するリスクやスムーズに売却するポイントとは②
【空き家の売却方法について②買取など実例をご紹介】
空き家を放置することで多くのデメリットがあります。
将来住むことはないと判断した場合は、早いタイミングで手放しましょう。
そこで空き家をスムーズに売却する方法について、お伝えしますのでご参考になさってください。
●空き家のスムーズな売却方法①古家付きで売却する
空き家を現在の状態のまま中古住宅として売却する方法です。
古家は土地と建物が安価で手に入るメリットがあり、間取りや内装を自由にリノベーションして暮らしたい方に需要があります。
そのまま売却する方法には、解体する費用や労力がかからない利点があります。
ただし注意点としては、築年数や経年劣化の状況によっては買い手が見つかるまで時間を要する可能性があります。
売却期間中は、維持費を支払い続けなくてはなりません。
また買い手が現れなければ、そのあいだに、時間とともに建物の資産価値が落ちてしまうことも考慮しておきましょう。
●空き家のスムーズな売却方法②更地にして売却する
建物を解体して更地にしたうえで、売却する方法です。
建物の劣化が激しく倒壊する危険性が高い場合や、リフォームの負担が大きい場合におすすめです。
一度更地にしてしまえば土地の価値は変化しにくいため、買い手が見つかるのに時間がかかっても、価値を落とさずに売れる可能性が高まります。
また土地の管理は雑草の除去程度で、建物付きの土地より簡単です。
更地にして売却する方法は、空き家の老朽化が進んでいる場合や、空き家が居住地から離れている場合におすすめです。
注意点として、更地にすると固定資産税や都市計画税の減税措置の対象外となり、毎年の税金が高額になることを把握しておきましょう。
●空き家のスムーズな売却方法③不動産会社に買取を依頼する
不動産会社に空き家の買取を依頼する方法は、もっとも手間がかからず短期間で現金化できる方法です。
買い手を見つけるための売却期間を考慮しなくて良いので、すみやかに効率良くおこなえて、予定が立てやすいというメリットがあります。
ご自身で売却する場合はいつ買い手が現れるかは想定できないので、長いと1年以上売却活動を続けることも考えられます。
不動産会社への買取であれば、早ければ1週間もかからないうちに、空き家を手放し現金を手に入れられます。
買取の注意点は、買取価格が市場価格の7〜8割ほどになることです。
ただしご自身で売却する場合の維持費や経費などのコストを考えると、売却価格は同程度になる場合があるので、結果的に大きな誤差はないかもしれません。
以上のことから、不動産会社による買取は、早急に空き家を手放したい方におすすめの方法です。
【空き家の売却方法について③空き家を更地にする費用】
ご自身の空き家を更地にする際に、費用がどのくらいかかるか気になる方も多いと思います。
空き家を解体して更地にする場合の、解体の費用相場や費用変動について解説します。
建物を解体する費用は、構造や広さで目算できます。
ご自身の空き家の状況と照らし合わせて、参考にしてみてください。
●空き家を更地にする費用①構造ごとの費用相場
空き家の解体費用は、構造によって異なります。
かたい構造であればあるほど、重機が必要になり人件費がかかるからです。
構造ごとに解体費用を比較してみましょう。
木造
1坪あたり3万〜5万円
鉄骨造
1坪あたり4万〜6万円
RC構造
1坪あたり5万〜8万円
空き家の面積が30坪だとすると、木造であれば約90万〜150万円、鉄骨造であれば約120万〜180万円、RC構造であれば約150万〜240万円がおおよその概算です。
●空き家を更地にする費用②費用変動の要因
構造や広さによる費用相場をお伝えしましたが、それ以外の要因によっても費用は変動します。
たとえば、重機が入れる立地かどうかです。
近隣が住宅に囲まれていて重機が入らない場合は手作業になるため、解体作業に時間を要し人件費が多くかかります。
隣家との距離が近く、足場が立てられない場合も同様です。
隣接する家や道幅などの近隣状況によって、費用が上がるかもしれないことも理解しておきましょう。
【まとめ】
空き家を放置するリスクや買取などの売却方法、更地にする場合の費用についてお伝えしました。
空き家は年数が経つほど資産価値が低くなり、所有年数が長くなれば税金や維持費のコストもかかります。
不要な空き家はできるだけ早く売却することがおすすめです。
