2021/11/09
分譲タワーマンションの定義や住むメリットを詳しく解説します
分譲タワーマンションの定義や住むメリットを詳しく解説
物件の購入を検討するとき、マンションも視野に入れているかと思います。
しかし、マンションと一口に言ってもどれがどういうものか、それぞれどういった魅力があるか分からなくなるときもあるでしょう。
ここでは、分譲のタワーマンションの定義や住むメリットなどを解説しますので、参考にしてみてください。
●分譲のタワーマンションの住むうえでの定義
タワーマンションと名乗る条件として、高さが60m以上でなければならないという基準があります。
階数で言うと20階以上となるのが基本です。
建築基準法では、60m以上の建物のことを超高層建築と定義しており、これに則ってタワーマンションも定義づけがされています。
超高層建築はその高さから、かなり厳しく構造基準や耐震性が義務付けられており、高いレベルの建築技術が求められているのも特徴です。
●さらに高いとヘリポートの設置もされる
60m以上となると定義上タワマンとなりますが、さらに高く、100m以上の高さになると、屋上にヘリポートを設置する義務が発生します。
これは高さのある建築物であるため、消防車などの梯子が上の階まで届かず、上に住んでいる方が逃げ遅れる可能性があるためです。
下に逃げられなくなるので、上から上層階の方を救助する目的で設置されています。
●高層マンションとの違い
タワマンと高層マンションでは、高さと階数によって区別がされています。
一般的な高層マンションでは高くても45m程度、階数は14階から15階程度となっています。
高層の建物は14階から15階のものが多くなっていますが、その理由はエレベーターの設置義務にあります。
建築基準法では、14階から15階を超える建築物には、非常用のエレベーターの設置が義務付けられています。
そのため、14階から15階にとどめておくことによって、非常用エレベーターを設置する必要がなくなり、建築費用を抑えることができます。
非常用エレベーターが設置されるとその分家賃も高くなるので、未設置だと入居者にとっても魅力となっているようです。
分譲のタワーマンションに住むメリット
●眺めのいい部屋が多い
分譲のタワーマンションの利点のひとつは、高層階が多くなる分、眺めのいい部屋が多くなっている点です。
高層階であれば周りの建物に景色が邪魔されることもないので、存分に景色を楽しむことが可能です。
また、高い階であれば外から部屋の景色が見られる心配もないので、プライバシー面でも高い効果が期待されます。
高い階であれば虫も登ってこないという大きな利点もあるので、虫が苦手で景色がいいところに住みたいという方は高層階に住むようにしましょう。
●都心の駅近物件が多く利便性が高い
タワマンの多くは、駅の近くに建設されていることが多いです。
そのため、出勤のときにはすぐに駅に向かうことが可能になります。
なかには駅と直結しているタワマンもあるので、外に出ることなく、雨に降られず駅まで向かうこともできるのが利点です。
駅の近くであれば買い物環境が充実していることも多いので、買い物で困ることもなくなるでしょう。
高層階で買い物に出るのが面倒というときには、宅配サービスを利用すればいいので、家に出ずに生活を完結させることもできるでしょう。
●防犯性が高い
タワマンは防犯性も高くなっている魅力です。
基本的にオートロック対応がされており、各部屋にセキュリティシステムが導入されているケースも多いです。
最近はエントランスに生活のサポートをしてくれるコンシェルジュが常駐している物件も増えています。
クリーニングの受け取りや宅配便の受け取り、また、新幹線のチケット予約といったサービスをおこなってくれるので、生活にゆとりが生まれるようになります。
●共用設備や内装が豪華
共用設備のなかには、ジムがあったり、プールがあったりして、家のなかにいて運動不足が解消されます。
内装もおしゃれで、映画に出てくるような空間で生活を送ることができるので、自身がおしゃれな人間になったかのように感じられるのも魅力です。
また、居住者だけが使えるパーティルームもあり、住人同士でそこでちょっとしたパーティを開くこともできます。
コミュニケーションを図ることもできるので、マンション内で友人を作ることも可能になるでしょう。
●土地評価額が安い
物件に住む目的でなく、投資などの目的で購入するとき、タワマンは戸数が多いので土地評価額が低く、固定資産税など税制面で有利になります。
支払う税金が少なく済むのは投資をおこなううえで大きな利点になるでしょう。
