不動産の売却が長引く場合の対…

2022/06/26

不動産の売却が長引く場合の対処法とデメリット

不動産の売却が長引く場合の対処法とデメリット

【不動産の売却が長引くことへの対処法について】

お持ちの不動産に売却しにくい原因がある場合は、適切に対処することが必要です。

いくつかの要点を押さえることで、スムーズな売却に繋がるでしょう。

●不動産の売却が長引くことへの対処法①買取を検討する

不動産会社と媒介契約を結んで一般顧客の買主を探す「仲介」ではなく、不動産会社が買い手となる「買取」を検討してみるのはいかがでしょうか。

買取であれば、一般的には扱いにくいとされる土地や中古物件であっても、売却できる可能性があります。

また、不動産会社と金額や条件などの交渉が成立すれば、早くて1週間ほどで売却が完了します。

相場より安い金額にはなりますが、早く確実に売却したい方にはおすすめです。

引っ越しや転勤などで早期売却を優先するのであれば、買取を検討してみましょう。

●不動産の売却が長引くことへの対処法②売れやすいタイミングで売却する

不動産はいつでも同じ需要があるのではなく、シーズンによって売れやすいタイミングがあります。

新学期や新年度がスタートする春や、多くの企業で転勤の辞令がある秋に不動産取引が活発になります。

したがって、物件を市場に出すタイミングを人の動きが多い時期と重ねることは効果的な対処法です。

また、家族で内覧にでかけやすく、引っ越しの日程も組みやすい大型連休も売れやすいタイミングに該当します。

やみくもに売却をスタートするのではなく、時期を見定めて売却活動をおこなうことが対処法の1つとなります。

●不動産の売却が長引くことへの対処法③定期的に清掃する

物件によっては築年数が経っていることをネックに感じられるかもしれませんが、建物は古さよりも清潔感が大切です。

たとえ古い物件でも、定期的に管理された状態の良い不動産は高額で取引がおこなわれる可能性があります。

反対に、新しい物件でも管理が行き届いていない場合は、内覧者に良い印象を与えられず、機会損失になることがあります。

不動産としての価値を高めるために、管理や清掃をこまめにおこないましょう。

初めて物件に入ったときに目にする玄関は、内覧時に印象に残りやすい箇所です。

また、キッチンやお風呂などの水回りは清潔感が重要視されるので、きれいに清掃し、整理整頓を怠らないようにしましよう。

土地の売却や庭付きの戸建ての場合は、こまめに雑草を抜き、ごみは拾っておきましょう。

あまりに草木が生い茂っている状態だと、購入後に取り除く作業が発生し敬遠されることや、値引き交渉に及ぶ可能性があります。

そのため、きちんと綺麗で衛生的な状態を保ちましょう。

【不動産売却が長引くデメリットについて】

最後に不動産売却が長引くと具体的にどのようなデメリットが生じるかについても把握しておきましょう。

●不動産売却が長引くデメリット①新着情報として扱われない

不動産情報サイトや不動産会社の店頭の物件情報は、次から次に新しい情報が追加されます。

購入者にとっては、不動産情報サイトに長く載っている物件より、新着情報のほうが魅力的にうつります。

また、新着情報から外れることで、提示される順番も後者になり目に付く回数が減ってしまいます。

不動産情報サイトで目立たなくなってしまうと、より売却に時間がかかる原因になります。

売れ残っている物件という印象になることを避けるためにも、できるだけ早く売却することが大切です。

●不動産売却が長引くデメリット②印象が悪くなる

売却が長引いていると、不動産に問題があるのではないかと購入希望者が不安を抱く可能性があるというデメリットがあります。

売却期間が長いということで、たとえ条件が良く衛生面でも問題がない不動産だったとしても「ネガティブな理由があるのでは」と疑われてしまうことがあります。

これまで売れずに残っていることが良からぬ疑念に繋がり、売却の機会を逃す可能性があるため注意しましょう。

●不動産売却が長引くデメリット③売値が下がる

不動産は時間が経つことにより、資産価値が低下していく特徴があります。

毎年少しずつ資産評価額が減少していくため、市場価値も下がります。

市場価値が下がるとともに、売値も下がるため、売却に時間がかかればかかるほど売却益が少なくなるデメリットがあります。

さらに、固定資産税などの維持経費がかさみます。

資金計画の面でもデメリットが多いので、売却期間が長引くことは避けるべきといえます。

【まとめ】

不動産の売却は長引くことで、物件の売値が下がり、維持経費がかかり続けます。

また、時間が経つほど購入希望者が見つかりにくくなるデメリットが生じます。

できるだけ、事前に売れにくくなる要因はないかを確認し、長引くことが予想される場合は、対処法を講じたうえで売却活動を始めましょう。

長引いてしまっている場合は、不動産会社による買取も選択肢に入れることをおすすめします。

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